味彩:東京 台東区千束

AJISAI: Senzoku, Tokyo


 やっぱり下町が好きで,東京に出ると下町近辺に宿泊してしまう.
 オウムの騒ぎがまだ冷めやらぬ頃,しとど雨の降る中をおくらのマスターと話でもしながら飲むかと行ってみたのだが,ずっと店が閉まっていた.
 千束の赤札堂のななめ裏あたりにある店が「味彩」であった.たいがいこういう店は苦手なのだが,夜も遅かったし,入ってみると,これがなかなか,新鮮なものも入れている結構な店だった.鯵のたたきはほとんど活き造りで出てくるし,「味彩揚げ」も旨かった.もう少し酒の種類が多いとなおいいのだけれど,中に隠してあってメニューに入れていなかった.
 マスターも若いお兄ちゃんも,狭い調理場できびきび働いているし,女将さんも気さくだしで,また行こうと思う.
 またまた行って来ました.
 あいかわらず口数の少ないマスターもお兄さんもきびきびと働いていました.今回は客が少なかったせいか,色々と話してきたし,あじは水槽から出してきた活きのいいやつで,たたきにしてもぴくぴくと元気だった.
 「味彩揚げ」と,「和風しゅうまい」はおいしい.
 たっぷり飲んで喰って5千円かからなかった.
 これまた行って来ました.
 今回は鮪のかま,縦長に切ってあるが,もとの大きさが想像できるくらいでかかった.
 冷酒も2杯くらい飲んで5千円ちょっとだった.

1995.12.2


 筑前煮もうまかった.

1996.2.2


 またかまを食べてきましたがあまりにでか過ぎで食べきれなかった.
 三人前はゆうにある大きさでした.

1996.11


 東京に出ると,だいたい寄っている。刺身と煮物と酒。カウンターでゆっくり飲んでいます。マスターの実家が,今の宿舎のすぐ近くにあることがわかったりして,あきやまもそうだけれど,自分が好む飲み屋さんとは何か縁があるのかな,と思ってしまいます。

2001.7